【実体験】紅葉を求めて上高地に行き白の絶景に出会いました
2021年10月中旬に紅葉を目的として上高地へ行ったところ、予想外で素敵な景色を見られましたので紹介します。
上高地へ向かうも失敗
朝7時に沢渡(さわんど)駐車場に到着すると気温は-1℃。駐車場のおじさんにタクシーを手配してもらい、いざ上高地へ向かいます。運転手さんに「上高地バスターミナルで良いか?」と聞かれ何気な
しに「はい」と返答。20分ほど進むとついに大正池が見えてきたのですが、それを通り過ぎて奥へ進む進む…。大正池から周ろうと思っていたのですが、バスターミナルから大正池まで3km以上離れているとは思わず、時間配分や同行者の体力に不安が出てきました。
※上高地のスポットは手前から
大正池→田代池→田代橋・穂高橋→バスターミナル→河童橋→岳沢湿原→明神池
となり、バスターミナルから大正池までの所要時間は徒歩で片道1時間超です。
上高地の散策を開始するが…
タクシーを降りると一段と寒さが増しています。それもそのはず、沢渡と上高地の標高差は500m程度あり、上高地が3℃ほど低くなるのです!気を取り直して梓川の左岸(バスターミナル側)を田代池→大正池の順に周ります。
天気は快晴で穂高連峰、焼岳ともに雲が掛かっておらず、梓川沿いから雪が積もった山頂がきれいに見えます。ですが、歩けども木々は色づいておらず紅葉がほとんど見られません。紅葉は既に終わってしまったのでしょうか?今回は雪化粧の穂高連峰が見られただけでも良しとするか…などと考えつつ、40分ほど歩き続けようやく田代池の手前に着いたところで思いがけない景色に出会いました。
予想外の白の世界
田代池方向と大正池方向の分かれ道に、霜に覆われた草原と、開けた奥に穂高連峰と青空がきれいに見られる空間が広がっているのです。まだ紅葉の時期だと思っていたため、霜に覆われた景色は完全に予想外!!大興奮で写真に収めていきます。
田代池見た後、さらに大正池まで歩き、焼岳や穂高連峰が美しく映り込む大正池に感動しました。
帰路
梓川の対岸を駆け回るニホンザルの群れを横目に大正池から上高地バスターミナルへ戻り、河童橋を見ると時刻はすでに11時半。五千尺ホテルのカフェで昼食と土産を手に入れて帰路につきます。
帰りのタクシーで運転手さんに話を聞いたところ
・今年は夏から急に冬の気温になってしまったためまだ紅葉していない
・霜が降りると気が枯れてしまうため紅葉しない可能性がある
とのこと。
目的の紅葉は見られませんでしたが、美しい山々と池、霜に覆われた幻想的な風景を堪能できて良い旅となりました。
今年の閉山は11月15日(月)となります。上高地が冬休みを迎える前に、霜に覆われた白世界を楽しむのはいかがでしょうか。
旅のポイント
- 上高地は自家用車の乗り入れはできず、シャトルバスまたはタクシーでの移動となる
- タクシーは駐車場の方にお願いすれば、すぐに手配してもらえる
- シャトルバス、タクシーともに定額なので、4人以上ならタクシーを使うほうが安くなる
【参考】2021年11月7日時点の料金
シャトルバス(大人:1,300円、小人: 650円)
タクシー(普通車)(沢渡~大正池:3,900円、沢渡~バスターミナル:4,600円) - 大正池を見たい方は、最初に大正池で降りること
大正池は時間とともに水面が揺れてくるため、穂高連峰や焼岳の映り込みを楽しむならなおさらです! - 梓川左岸は8時30分頃から日が当たるため、霜を楽しむ場合は7時台から歩き始めるのが良い
- 穂高連峰および焼岳も時間とともに雲が掛かる可能性があるため、早朝から午前中が良い
- 現地は非常に寒く、長い距離を歩くため防寒対策と歩きやすい靴を用意
日が差し込むまで、歩いても体は暖かくなりません!!
あとがき
目的と違う結果になりましたが、予想外の風景に出会うことができ、これが旅の面白さだと実感しました。
最後までお読みくださりありがとうございました。私の体験が少しでも参考になれば嬉しいです。